17日、上海の郊外の町、南翔镇。こちらが小籠包の元祖でした。

上海の南翔饅頭店が小籠包の本家と言われていますが、上海の郊外の町、南翔镇。こちらが小籠包の元祖でした。

上海2日目、上海の郊外の町、南翔镇(ナンシャンチェン:Nán xiáng zhèn)に行きました。ここは上海中心地から西北約18キロメートルの郊外に位置し、中国で最初に建設された滬嘉高速道路により上海市内と接続しています。 

小籠包の起源は1871年に中国の嘉定県南翔鎮(現・上海市嘉定区南翔鎮)の菓子屋「古猗園」の店主黄明賢が売り出した「南翔大肉饅頭  (Nán Xiáng Dàròu Mántou=ナン シャン ダー ロウ マントゥ) 」にあるといわれています。南翔大肉饅頭は好評を博したため同業者からすぐに真似された。その後工夫を凝らして具を大きく皮を薄くし、簡単に真似ができないよう技術的な改良を加えた「古猗園南翔小籠」を販売し、たちまち有名な饅頭としてもてはやされました。

当初より現在まで「南翔小籠包」と呼ばれ、これが今日の「小籠包」という名称となっています。「古猗園」店主黄明賢の弟子である呉翔升が1900年に開店した老舗「長興樓」(のちに「南翔饅頭店」に改名)が1920年ごろに売り出したところ、上海で人気を呼び、現在は上海の名物点心となっています。

残念ながら「古猗園」に着いたのは夕方の4時半ごろ、店の営業は4時までで終了でしたので、近くの別の店『縁園食府』で食べました。

前日に食べた豫園商場内にある南翔饅頭店とは味が少し違ってこちらの方が皮が薄く感じました。また籠に入っている個数が同じ値段ですが、こちらはほぼ3倍です。 スープはアヒルの血を固めた具の入ったのがおすすめだったのですが、それは遠慮して海苔のスープと一緒に頂きました。

DSCN0952
DSCN0951
DSCN0954