自転車と健康
サイクリングを始めたのは26歳ごろだったのかな、もう今年で59なので33年というぐらい永い自転車歴です。 始めた頃、父親の急死と家業の倒産など色々とあり、体の不調から健康を取り戻すために始めた自転車でした。 また家業からサラリーマンに戻り、勤めていた会社へ自宅から電車で通っていたのを、40分の自転車通勤に変えたのがすごく体調によく、今でも特にストレス疲れの時には特効薬な自転車です。
初代の自転車は3年ほど乗ったのですが、自分の体のサイズと自転車のサイズが合っていないのが判りました、自転車屋の店頭で特別価格値引きにつられて買ったのが間違いだったようです。 2代目はランドナーという旅行用の自転車、寺田町のトモダサイクルのオリジナルでした。体のサイズと自転車のフレームのサイズを合わせて貰った、ハンドル、前輪、後輪、泥除けなどすべてバラして専用の袋に入れて電車に持ち込みができる自転車。これでよく、京都、奈良、三重、和歌山と目的のコースまで電車に乗り自転車をかついで行きました、これを輪行ともいいます。
そして、スポーツクラブで知り合った友人に誘われて始めたのがトライアスロン。 この頃は32歳ぐらい、3代目の自転車はロードレーサーになりました。 タイヤの幅も20mm、片手で軽く持てるぐらいの軽さです。すぐにトライアスロンの仲間もできて、スロッティというチームをつくってグループで練習、レースに参加をしました。 今も続いているサイクリングのメンバーです。
自転車の魅力は何でしょう?意外と遠いところまで自力で行ける。風の音が聞こえる、土地の匂いがする、鳥の鳴き声、蛙の鳴き声、花の香り、川のせせらぎも聞こえる。 きっとこれが楽しいのでしょうね。 車で通る道を自転車で通ると違うものが見えてきます。 1日に200kmぐらい練習で走ることもありましたので、色々な景色や、その地の名産なども楽しめるのも、魅力があります。
1994年7月24日に『山陰の皆生温泉トライアスロン』参加した時、応援に来てくれた友人が自転車コースの途中で写真を撮ってくれました。レースは:SWIM:3.0km・ BIKE:140km・RUN:42.195kmのロングディスタンスコースです。 鳥取の大山、米子の地域で開催されるレース。 皆生温泉の海水浴場からスイムをして、自転車に乗り換え、大山の中腹あたりまでの登ったり、下ったりのコース、最後は皆生温泉へ戻ってフルマラソンで米子付近までの往復でした。 レースの楽しみにはエイドステーションがあります。バナナや水は普通ですが、スイカ、メロン、いちご、味噌汁、いわしツミレ汁、マッサージ、氷風呂、シャワーなど地元の応援ボランティアの方達からの接待もあります。これもトライアスロンの楽しみでした。(1996年佐渡Aタイプ、1997年皆生のレース記録、岡本利雄)
45歳でトライアスロンはやめました。今は、3種類のうち1種目も完走できないメタボなおじさんになりましたが、よく出来たな~と自分でも感心します。
今日も自転車の予定でした、あいにくの雨で行けませんが、できれば週に1回でも乗りたいものです。輪行も毎年1回、昔からのメンバーで1泊2日で出かけます。(写真は四国松山、伊丹重十三記念館)今年はどこに行くかは未定ですが楽しみでもあり、また完走できるよう自転車の練習もかかせないのですね。
自転車と健康、永い時間を少ない負荷(運動強度)で有酸素運動、そして景色を見ながら走っているとき、汗をかいて坂を登るとき、目的地まで行けば達成感もあり、こういう時にストレスが抜けるのだと思います。