参加型ライブハウスの時代
昨夜30日は、大阪南船場にあるNOSCO(ノスコ)というライブバーで『アメリカンフォークはお好きですか?』というライブに参加しました。
ちょうどピーター、ポール&マリー、ブラザースフォー、キングストントリオなどの時代にフォークバンドをやっていた世代が中心のイベント。 歌も上手で声も美声、フォークギターのピッキングもさすがに手慣れたおじさん、おばさんの復活バンドなのです。
最高齢の方が70歳ぐらいで、平均は65歳ぐらいでしょうか、1952年生まれの私はここに来れば若手でした。 でも皆さん生き生きとして、演奏を楽しんでおられます、当然私もこの時代のフォークソングはラジオの深夜放送でよく聴いたと思います。ちょうど私が中学生のころに大学生だった方達でしょう。
『Where have all the flowers gone?』、きれいなメロディーですが、詩の内容は反戦歌です。 このころの歌には、反戦であったり、世界平和であったり、そんなメッセージがありました。そして学生運動、安保反対、ベトナム戦争反対など、反戦デモの集会にはフォークソングがつきものの時代だったように思います。 自己中的オリジナルフォークもいいですがこのような歌も今の若い方達が歌ってまた次の世代へ伝えて頂きたいと感じます。
参加型ライブとは、プレーヤー(出演者)でもあり、オーディエンス(お客さん)でもああるのです、『好きな人ばかりの集まり』といえばそうなのですが、これがけっこう楽しいのです。演奏するだけの人、聴くだけの人、この形式だとチャージも高くなったりしますが、今回のイベントは、軽食とドリンクがついて1000円。
私自身フォークソングが大好きですが、まさかこう言うイベントでブルースハーモニカで参加できるとは考えたこともありませんでした。 普段のブルースセッションとはまったくちがう雰囲気ですし、参加されている方の表情を見ているとこの時間は青春時代に戻っているようです。
ハーモニカ仲間の綿谷さん、ギターのセバスチャン木村さんと私、昭和27年生まれトリオ、
『The 27 times 3』というバンド名で参加。『What a wonderful world』『Stand by me』の2曲を演奏せて頂きました。 このメンバーで、4月2日に『鴨蕎麦・七三一』での東北震災チャリティライブに参加します。
【左:私 中:綿谷さん 右:木村さん】